洋画な日常

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『アイアンマン』感想・紹介・レビュー【MCU記念すべき1作目】

アイアンマン

アイアンマン(字幕版)

 

2008年のアメリカ合衆国のアメコミ映画。
「マーベル・コミック」の『アイアンマン』の実写映画化の第1作品目である。
そして様々な「マーベル・コミック」の実写映画を同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う一大企画『マーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの第1作目となっている。

出演
  • ロバート・ダウニー・Jr
  • テレンス・ハワード
  • ジェフ・ブリッジス
  • グウィネス・パルトロー
  • レスリー・ビブ

 

この『アイアンマン』というシリーズは、単なる1つのシリーズ作品ではない。
冒頭でも触れている通り『マーベル・シネマティック・ユニバース=MCU』の記念すべき第1作目でもある。

 

『マーベル・シネマティック・ユニバース=MCU』とは

マーベル・コミックによって出版されたコミックに出てくるキャラクターに基づいて、マーベル・スタジオが製作する映画作品のシリーズ。
興行的に世界で最も大きな成功を収めていて、2位である『スター・ウォーズ』シリーズに大差を付け世界歴代1位。
フェーズ毎に分かれており、現在はフェーズ3まで終了していて今年2020年に公開予定(延期するかも?)の『ブラック・ウィドウ』からフェーズ4が始まる。

フェーズ1
  • アイアンマン
  • インクレディブル・ハルク
  • アイアンマン2
  • マイティ・ソー
  • キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
  • アベンジャーズ
フェーズ2
  • アイアンマン3
  • マイティ・ソー/ダーク・ワールド
  • キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
  • アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
  • アントマン
フェーズ3
  • シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
  • ドクター・ストレンジ
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
  • スパイダーマン:ホームカミング
  • マイティ・ソー バトルロイヤル
  • ブラックパンサー
  • アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
  • アントマン&ワプス
  • キャプテン・マーベル
  • アベンジャーズ/エンドゲーム
  • スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム

 

これだけの数のシリーズ、そしてこれからも続くシリーズである
『MCU』の全ての始まりとも言える作品なのである。

この作品が無ければこの偉大なシリーズもなかったと言える。

 

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そしてそれだけでなく、トニー・スタークが何故『アイアンマン』になっていくのかという過程や理由がしっかりと前半部分で描かれている。
ストーリーの展開などは、そもそもヒーローものなので簡単で誰でも理解できるように作られているので先読み出来てしまうが、それもまた期待した通りやってくれるという意味ではメリットだと思う。

 

色んなギミックのあるメカやら、重火器、それを駆使した派手なアクションに美女。
他にもありとあらゆる面白いと思える要素があからさまに分かりやすくテンコ盛りで、清々しさすら感じる。
そしてそれをキッチリと映画にしてしまうんだから、マーベルは凄い。

 

ここまで詰め込んでしまうと、話自体に窮屈さだったり展開や設定に無理が生じたり違和感が出てきてしまうものだが、あらゆる要素が自然と受け入れられるように作られているせいか引っかかりもなくスムーズに楽しめる

 

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序盤のあらすじ

巨大軍需産業“スターク・インダストリーズ”の社長であるトニー・スタークは、自身が開発したクラスターミサイル“ジェリコ”のプレゼンテーションの為に、アフガニスタンにいる親友のジェームズ・“ローディ”・ローズ率いるアメリカ空軍を訪問した。

しかし、車で移動中にテロ組織“テン・リングス”がトニーを襲撃、助けを呼ぼうとするトニーにミサイルを撃つ。

命中の瞬間、トニーはミサイルに刻まれた自社のロゴマークを目撃し、爆風で吹き飛ばされ意識を失う。

気がつくと、トニーはテン・リングスの拠点である洞窟に拉致されており、胸には車載用バッテリーに繋がった電磁石が取り付けられていた。

爆発の際飛び散ったミサイルの破片がトニーの心臓周辺に突き刺さり、電磁石で破片を引き留めておかなければ1週間で命を落とすという。

テン・リングスの拠点には横流しされたスターク社製の武器が所狭しと並んでいた。

トニーは解放の条件としてジェリコの組み立てを強要される。

引用:Wikipedia

 

 

様々な意味での「導入」として完璧な作品だと感じた。
”スーツ”が、何故どのようにして誕生しどのような過程で進化していき完成したかというのをきちんと順を追って、説明的にならないようにしつつも詳細を丁寧に描いている。

 

その中にトニー・スタークという存在があるおかげで、トニー・スタークのキャラクターへの理解度が深まるだけでなくより一層魅力的な存在へと昇華させている。

 

シナリオや展開の仕方がこれだけ上手いからこそ、何度観ても飽きることのない作品になっているのだろう。
これだけの映画を作る製作陣が作るシリーズなんだから『MCU』も人気出るよね、と納得できる。

 

トニーを演じるロバート・ダウニー・Jrは当時、プライベートの薬物問題で作品の降板などもありメジャー作品から姿を消していてマーベル・スタジオも起用に難色を示していたが、オーディションでの他の役者を圧倒する役作りでその座を勝ち取ったのは有名な話。

 

結果的に「トニースターク=ロバート・ダウニー・Jr」以外考えられないという絶対的な存在となったと思う。

 

ロバートの役に対する熱意や製作陣の原作への愛によって作られたこの作品は、純粋に映画として素晴らしいものに仕上がっていて『アイアンマン』『トニー・スターク』『MCU』全ての始まりにふさわしい作品なので、アメコミ映画に興味のない人にも1度でいいから観てもらいたい

 

 

 

 

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