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『フライトゲーム』感想・紹介・レビュー【ハイジャック犯は誰なのか】

フライトゲーム

フライト・ゲーム(字幕版)

 

2014年のアメリカ合衆国のサスペンスアクション映画
監督をジャウム・コレット=セラ、脚本をジョン・W・リチャードソン、クリス・ローチ、ライアン・イングルが務めた。

出演
  • リーアム・ニーソン
  • ジュリアン・ムーア
  • ネイト・パーカー
  • バー・パリー
  • アンソン・マウント

 

ストーリーの本筋としては「ハイジャック犯を捕まえる」な訳だが、そもそも実際にハイジャックされているのか?されているとして犯人は機内に居るのか?という根本的な部分に関わる謎を追うサスペンス要素強めな今作。

 

「飛行機内」という閉鎖された密室空間を上手く活用して、殺人やストーリー展開を演出して推理パートとアクションパートが、この作品のポスターから受ける印象通りスピーディーノンストップで進んでいく。

 

「作品」という大枠の中で、随所随所に上手いタイミングで何かしらの「展開」があるため、1度ストーリーに引き込まれてしまうとその展開に対しての反応と起きた事、その後の推理で視聴者の頭の中を埋めつくすような作りになっている。

 

『ザ・シークレットマン』でも思ったが、リーアム・ニーソンの醸し出す雰囲気や、表情だったり複雑な立場を演じるのが本当に上手い。

 

↓↓『ザ・シークレットマン』の記事はこちら↓↓

 

序盤のあらすじ

航空保安官のビル・マークスは、過去のとある出来事が原因で酒に溺れ、その心は荒みきっていた。

一般客を装いニューヨーク発ロンドン行きの便に乗り込んだマークスは、普段と変わらない様子で任務を開始した。

ところが、飛行機が大西洋上空に到達した頃、マークスの携帯電話に差出人不明のメールが入る。

そのメールには「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する。」という恐ろしい内容が記されていた。

ただのイタズラとは思えない内容に危惧の念を抱いたマークスは、独自に捜査を開始するが、彼をあざ笑うかのように次々と犠牲者が出てしまう。

引用:Wikipedia

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主人公が機内で必死に犯人捜しをしていると思いきや、報道ではその主人公がハイジャック犯として扱われている状況の、緊迫感などは冒頭に触れた点も含めて良い点だと思った。

 

ただこの作品、惜しいと思う事が割とある。
1つは出てくる乗客同士の関係性だったり人間ドラマ的なものがあったほうが、話に深みが増したのではと個人的には思った。

 

もう1つは、実際ハイジャックを起こしていた犯人の「動機」が正直起こした行動を考えると弱すぎる印象を受けた
もうちょっと捻るなり何なりあったと思うのだが・・・

 

「完璧」な作品なんてものは存在しないとは思うし、人それぞれ見え方感じ方が違うとは思うので一概にこの作品がどうという訳ではないが、サスペンス要素が強めなだけにその辺りの詰めの甘さが気になってしまう非常に勿体ない作品だった。



 

 

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