洋画な日常

洋画まみれな人がネタバレを避けて紹介していくブログ

洋画な日常

『アン・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』感想・紹介・レビュー【現代の軍事作戦】

アン・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(字幕版)

 

2015年製作のイギリス映画
ドローン(無人機)を使用した現代の戦争の実態を描いた軍事サスペンス映画。

出演
  • ヘレン・ミレン
  • アーロン・ポール
  • アラン・リックマン
  • バーカッド・アブディ
  • ジェレミー・ノーサム

 

とある軍事作戦を題材とした映画。
しかし、いわゆる「戦争映画」とは一線を画す内容となっていて「1人の人間としてどう行動するか」を問われる重いテーマだと感じた。

 

様々な立場や状況、その時々で変化してしまう「人間」の脆さとも言える「人間らしさ」をこれでもかと体感できる。

 

序盤のあらすじ

イギリス・ロンドンで、イギリス軍のキャサリン・パウエル大佐は国防副参謀長のフランク・ベンソン中将のもと、アメリカ軍のドローンであるMQ-9リーパー偵察攻撃機を使い、英米・ケニアによる合同テロリスト捕獲作戦を指揮していた。

合同チームは上空2万2千フィートを飛んでいるMQ-9リーパーと現地の偵察用小型ドローンにより、ケニアの首都ナイロビの隠れ家に潜んでいるアル・シャバブのテロリストたちを確認した。

屋内の昆虫型小型ドローンにより、テロリストたちが自爆ベストを着用して犯行予告映像を撮影し、今まさにテロを決行しようとしていることが発覚する。

引用:Wikipedia

 

 

実際の戦場でもドローンは偵察だけに限らず、武装し攻撃も可能なタイプも活動していて重要な役割を担っている。
その操縦者は戦場とは全く関係のない場所から一方的に攻撃が可能

 

f:id:potyoron:20200918222750j:plain

それによって、軍事作戦において重要な要素となっている「自国の戦死者数」が多くなることによって国民からの理解が得られなくなり、戦争の継続不可となる可能性が大幅に減っている。

 

ただ、その肝心の「操縦者」に対する心のケアが重要課題となっているという事も良く聞く話だ。
兵士にとっては実際に向かってくる敵にを倒す方が、結果としては同じ「殺害」だとしても動物としての生存本能が働く分だけ心理的負担が少ないのかもしれない。

 

経験豊富な軍人が見据えている「軍事的ゴール」
政治家や専門家が見据えている「政治的ゴール」
そしてその狭間で苦悩する入隊間もない軍人。

 

言ってしまえばテロリストを攻撃する単純な戦争映画ではあるが、数字上の功利主義だけで戦争が成り立つのか考えさせられる良作。

 

 

 

↓↓Prime Video無料体験はこちら↓↓