『マイノリティ・リポート』感想・紹介・レビュー【予言された未来】
マイノリティ・リポート
2002年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画。
フィリップ・K・ディックの短編小説『マイノリティ・リポート』(旧題:『少数報告』)(The Minority Report)をスティーブン・スピルバーグ監督が映画化した作品で、トム・クルーズが主演した。
出演
- トム・クルーズ
- コリン・ファレル
- サマンサ・モートン
- マックス・フォン・シドー
- ロイス・スミス
念のためではあるが原作小説を忠実に再現しているというわけではなく、設定を借りた映像作品というのが正しいと思う。
原作の緻密で奥の深い作品というわけではなくスピルバーグらしく、万人受けを考え易く分かりやすく作られているのもあって幅広い層にオススメ出来る。
製作されたのが約20年前というのもあって、現代ではCGに若干の安っぽさを感じてしまうのは否めないがその辺りはご愛嬌。
何だかんだで、スピルバーグとトムが組んだら普通に観られる映画が出来てしまうんだなぁと改めて感じた作品かもしれない。
序盤のあらすじ
プリコグ(precog:precognitive、予言者)と呼ばれる3人の予知能力者たちで構成された殺人予知システム。
それに従って予防的治安維持機能を遂行する犯罪予防局によって、システムの導入以後、西暦2054年のワシントンD.Cの殺人発生率は0%になったと報告されていた。
犯罪予防局の刑事ジョン・アンダートンは、6年前に息子のショーンが誘拐殺害されたのをきっかけに、犯罪予防にのめり込むようになっていた。
息子を失ったトラウマから、その仕事に対する執着心は病的とも言えるもので、苦痛から逃れるために薬物に手を出しているほどだった。
ある日、システムの全国規模での導入に対する国民投票が行われることとなり、司法省調査官のダニー・ウィットワーが局を訪れ、システムの完全性の調査が始まった。
引用:Wikipedia
正直、原作小説から大きく改変しているのもあるが、タイトルをそれにする必要性が薄くなっているとは思ってしまった。
道中のコメディっぽい要素もあれはあれでアリなのかもしれないが、人によっては冷めてしまうかもしれないと思うと、少し勿体ない気もする。
ただ、シューベルトの交響曲に乗せて進む捕り物のスタイリッシュさと、ハリウッド的な緊張感は観ていて飽きることは無い。
細かい所を気にしだしたらキリがないかもしれないが、そういった事を気にせず娯楽映画として観れば十分面白い作品だ。
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