『ザ・シューター/極大射程』感想・紹介・レビュー【1人の兵士と国家の闘い】
ザ・シューター/極大射程
2007年のアメリカ合衆国のアクションサスペンス映画。
政府組織によって大統領暗殺未遂犯に仕立てられた元アメリカ海兵隊の一流スナイパーが、真相を暴いていく。
原作はスティーヴン・ハンターのボブ・リー・スワガー三部作の一作目、『Point of Impact』(邦題『極大射程』)
出演
- マーク・ウォールバーグ
- マイケル・ペーニャ
- ダニー・グローヴァー
- ケイト・マーラ
- イライアス・コティーズ
この作品、ポスターだと「戦地を駆け抜けている1人の兵士」に見えるせいか戦争をテーマにした映画だと思っている人が割といるがそうではない。
実際は1人の元狙撃手が、アメリカ国家の闇との攻防を描いた「サスペンスアクション」として作られている。
ストーリーの展開としては、隠居していた元軍人が罠に嵌められてその後どうやって陰謀を暴き逆に追い詰めていくかという分かりやすい設定。
その万人が理解しやすいであろう設定に、マーク・ウォールバーグの狙撃手という設定を存分に生かしたガンアクションや立ち回り、某映画のエージェントを彷彿とさせる近接戦闘をふんだんに盛り込んでいる。
話のベクトルや雰囲気は異なるが『ジェイソン・ボーン』シリーズが好きであれば、違和感なくこの作品の世界に入り込めると思う。
序盤のあらすじ
アメリカ海兵隊武装偵察部隊(フォース・リーコン)所属の前哨狙撃兵であるボブ・リー・スワガー一等軍曹は、友人で観測手を務めるドニー・フェン上等兵と共にアフリカのエリトリア領内での秘密潜入作戦に従事していた。
ところが、上官から聞かされていたよりも敵兵が多く、反撃を受けドニーは死亡しスワガーも命からがら脱出に成功する。
この件で政府や軍に不審を抱いたスワガーは除隊し、3年間、山奥で隠遁生活を送っていた。
そんなスワガーに元軍人で、今も政府や上院議員と強いパイプを持つジョンソン大佐が訪ねてくる。
彼曰く、遠距離狙撃による大統領の暗殺計画が発覚し、そこで狙撃地点を前もって割り出すためにスワガーの手を借りたいというものであった。
引用:Wikipedia
アクションシーンや、ストーリー展開が視聴者を飽きさせる暇を与えないテンポで進んでいて見入ってしまう。
そして、新米FBI捜査官を演じたマイケル・ペーニャがこのスピーディーな展開に負けない良い演技をしていて、アクションシーンだけではお腹一杯になってしまうところを、主人公と新米捜査官のやり取りがあることで上手くバランスを取れていたから見飽きることなく、見続けられたんだなぁと思った。
ラストの展開等含め、先を読みやすい映画ではあるが単純明快で勧善懲悪のアクション映画作品としてはかなり高いクオリティに仕上がっているのでオススメだ。
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