『ピースメーカー』感想・紹介・レビュー【テロリストとの攻防】
ピースメーカー
1997年製作のアメリカ映画。
ロシアにおいて解体されるはずの核兵器がテロリストにより奪われ、それを取り返す米軍人と原子力科学者の活躍を描いた作品。
出演
- ジョージ・クルーニー
- ニコール・キッドマン
- マーセル・ユーレス
- アレクサンダー・バルエフ
- レネ・メドヴェスク
当時の米露の関係や世界情勢の複雑さを根底に置いてストーリーが展開していくが、社会的メッセージ性が強いとか、重く暗い話というわけではなくその辺りを上手くつまんで取り込んだ「娯楽作品」として作られている。
それもあって、ツッコミどころがないわけではないが分かりやすく楽しめるアクションサスペンスとして必要十分な条件を満たしている。
偵察衛星を駆使した情報戦だったり、国境警備の描写などはしっかりとしていてスリリングさも演出出来ているし、ストーリー展開もダレることなくテンポが良い。
23年前の映画というのもあって、今や有名な俳優陣が若いのもある意味魅力かもしれない。
序盤のあらすじ
STARTに基づきロシアから解体される予定の核弾頭10発が盗み出され、そのうちの1発が爆発した。
核爆発を確認したアメリカは、ケリー博士ら専門家を招集、統合参謀本部第2部ロシア担当情報参謀のデヴォー中佐はウィーンで輸送に使ったトラックの足取りを掴む。
目的地はコンピュータに記載された謎の記号「44E」
その頃、ボスニアでは外交官のデューサン(マーセル・ユーレス)が国連に派遣されることが決定された。
引用:Wikipedia
随所随所で流れるBGMが、その対象のシーンとの合致度が凄く高いと感じた。
それもあってか様々なシーンがしっくり来るし、飽きることなく見続けられた。
ただ、冒頭でも触れたがいわゆる「娯楽作品」としては上手くまとまっているとは思うが、その分捻った表現がなかったり、恐らくここに注目して欲しいんだろうなぁという場面も緩急だったり強弱が薄く淡々と進むため、良い意味での引っかかりがあまりない。
テロがどうこうというよりも、一つの「アクション映画」として観る分には十分良い作品だと思うので、その辺りが気にならない人にはオススメ出来る。
↓↓Prime Video無料体験はこちら↓↓