『ボーン・アイデンティティー』感想・紹介・レビュー【記憶を辿る原点】
ボーン・アイデンティティー
2002年のアメリカ合衆国のサスペンスアクション映画。
原作はロバート・ラドラムの『暗殺者(英語版)』(The Bourne Identity)
記憶を失った男「ジェイソン・ボーン」を巡るストーリーを描いた作品。
出演
- マット・デイモン
- フランカ・ポテンテ
- クリス・クーパー
- ブライアン・コックス
- ジュリア・スタイルズ
「ボーンシリーズ」の記念すべき第一作目である今作。
「007シリーズ」、「ミッション・イン・ポッシブル」等のスパイ映画と比べると、主人公のジェイソン・ボーンは癖が少なく物足りないと感じてしまう人も少なくないだろう。
しかし、このシリーズは作を追うごとに「ジェイソン・ボーン」の存在感が強くなる作りになっているので安心して欲しい。
アクションパートのテンポの良さ、距離の近さから感じるリアリティ、剛柔織り交ぜた複雑で見応えのある演出は評価が高い。
スパイアクションの重要なファクターと言える「格闘」「カーチェイス」「銃撃戦」等々全てにおいて無駄が無く洗練されている。
序盤のあらすじ
銃で撃たれて負傷した男がマルセイユ沖で漁船に救助された。
船医に手当された男は記憶を失っており、手がかりは皮膚の下に埋め込まれていたスイス・チューリッヒの銀行口座を示すマイクロカプセルのみ。回復した男は漁港で船を下り、スイスへ向かった。
到着早々に公園で野宿した男はパトロール中の警察官たちに見とがめられるが、小突かれると体が反応し、彼らを瞬時に昏倒させてしまう。
公園から逃げ出した男はマイクロカプセルが示した銀行の貸し金庫を引き出すが、その中身は、パリ在住の「ジェイソン・ボーン」という名前が記されたアメリカ合衆国パスポートをはじめとして、彼の写真が貼り付けられた多数の偽造パスポート、複数の通貨からなる大量の札束、そして拳銃だった。
引用:Wikipedia
ストーリーの最初から最後まで、随所に視聴者を引き込む演出がなされていて時間があっという間に過ぎてしまう。
冒頭でも述べたが、ボーンのキャラクターに物足りなさを感じてしまってシリーズを追うことを止めてしまう人がいるかもしれないが、ぜひ続けて観る事をオススメする。
「記憶」という見えない紐を手繰り寄せていく様をシンプル且つダイナミックに映像化していて、どの作品も見応えに溢れている。
続編を独立して観たとしても楽しめないことは無いが、出来る事であれば順を追って観るとより一層話に入り込むことが出来るので、この第一作目から観ることをオススメする。
↓↓Prime Video無料体験はこちら↓↓