『TAXi③』感想・紹介・レビュー【ハチャメチャコメディ3作目】
TAXi③
2003年公開のフランスのカーアクションコメディ映画。
『TAXi』シリーズの第3作目となり、リュック・ベッソンが製作・脚本を、ジェラール・クラヴジックが監督を務めた。
出演
- サミー・ナセリ
- フレデリック・ディーファンタル
- マリオン・コティヤール
- エマ・シェーベルイ
- ベルナール・ファルシー
- バイ・リン
- シルベスター・スタローン(カメオ出演)
1作目、2作目といい意味で変わらない馬鹿馬鹿しさ満載のドタバタハチャメチャコメディカーアクション。
こういう作品を観ると、疲れてたり落ち込んだりしててもそのこと自体どうでも良くなるくらいの展開に思わず笑ってしまう。
このシリーズ、コメディはコメディではあるが主人公はちゃんとクレバーで、相棒は変な所で頭がキレるが基本ポンコツなおかげで緩急がしっかり取れているのも魅力の1つな気がする。
基本は良識ある大人が観ると眉を顰めるであろうシーンや内容だらけなので向かない人はとことん向かないと思う。
ただ、一概に全員とは言わないが大多数の人間が「大きな子供」的な部分があると思っていてそこにド直球を投げ込んでくるシリーズな訳だ。
カーアクションや戦闘シーンもバランスよく散りばめられてるし、基本的には誰かが死ぬとかグロイシーンがあるとかという訳でもないし、誰かが不幸になる様な展開もない。
そういう意味では、何も考えずゲラゲラ笑いながら観るのに万人受けしやすい映画だと思う。
序盤のあらすじ
サンタクロース強盗団と呼ばれる強盗が暴れまわり、警察はそれを8ヶ月間逮捕できないままでいた。
それもそのはず、ジベール署長は相変わらずの間抜けぶり。
忙しく強盗団を追い、妻ペトラの変化(妊娠)に気づかないエミリアン刑事(気づいたとき既に妊娠8ヶ月だった)と、恋人との関係が危機的状況なスピード狂のタクシードライバーのダニエルは強盗団を捕まえることができるのか?
引用:Wikipedia
カメオ出演だから当然と言えば当然ではあるが、冒頭のスタローンの使い方に初っ端から笑ってしまった。
主人公のタクシーを利用してるのに、他のキャラクターと同じようにはならなかった上主人公から「超人」扱いされるのも流石スタローンだなと思いながら笑った。
若干、前作と前々作と比較するとキャラクター同士の掛け合いや台詞回しのキレというか、鋭さがマイルド目になっているような印象は受けた。
制作側的にはファミリー向けにしているのかもしれないが、個人的には1,2の台詞回しの方が好きだった。
そういった点で若干の残念な点もあるが、元々のコンセプトであろう部分は相変わらず徹底しているので、十分飽きることなく観る事のできる作品だ。
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