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『ジャッジ 裁かれる判事』感想・紹介・レビュー【自らの過去との対話】

ジャッジ 裁かれる判事

ジャッジ 裁かれる判事(吹替版)

 

2014年のアメリカ合衆国の法廷と家族を描いたドラマ映画。
ロバート・ダウニー・Jrが主演を務めている。
老いた父親を熱演したロバート・デュヴァルがアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、話題となった。

出演
  • ロバート・ダウニー・Jr
  • ロバート・デュヴァル
  • ヴェラ・ファーミガ
  • ヴィンセント・ドノフリオ
  • ジェレミー・ストロング

 

ロバート・ダウニー・Jrが出演することの多い、派手なアクション、コメディ要素豊富な娯楽映画とは一線を画すビターで「法廷」という重めなテーマの作品。
上映時間が2時間30分ということもあり、いつものロバート・ダウニー・Jrを想像して観始めてしまうと、イメージと違い過ぎて作品の面白さに気付きにくいかもしれない。

 

ただ、「金持ち」「有能」「女好き」「人間性に難がある」と言う意味ではいつも通りのロバート・ダウニー・Jrを観ることが出来る。

 

そして「法廷」がテーマではあるが、個人的にはあくまで要素の1つであり主となっているテーマは、「子と父」「自らの過去との対話」等だと感じた。

 

序盤のあらすじ

ヘンリー・”ハンク”・パルマーはイリノイ州シカゴ在住の被告側弁護士で、順調な人生を送っている。数年間にわたって、ヘンリーはインディアナ州の小さな町に暮らす自分の親族と仲違いをしている。

ヘンリーの兄、グレンはヘンリーに母が亡くなったことを伝える電話をかけてきた。親族のもとに行くために家を離れるヘンリーではあったが、彼は自分の妻との離婚協議中で、娘の親権争いをしている最中であった。

ヘンリーは飛行機でインディアナ州のカーリンヴィルまで行き、葬式に参列した。

そこで、タイヤショップを経営する兄のグレンや映画を作ることに取りつかれている知的障害者の弟、デイルと再会した。

また、ヘンリーは父親のジョセフ・パルマー判事とも顔を合わせるのだった。

引用:Wikipedia

 

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主人公が弁護士で父が判事、更にとある訴訟が起きるのもあり法廷でのシーンが多いが「法廷ドラマ」として見てしまうと不自然な部分も多く、事件部分に謎解き要素が少ないが故に若干の消化不良気味だったりする。

 

個人的には冒頭でも少し触れたが、「ヒューマンドラマ」として見るとこの作品は評価が変わってくると思う。

 

そういった点も含め、重厚で純粋な「ヒューマンドラマ」としての仕上がりは良作で「法廷ドラマ」としては物足りなさを感じる作品だった。

 

 

 

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