『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』感想・紹介・レビュー【ホームズのライバルとは】
シャーロック・ホームズ シャドウゲーム
2011年公開の、ガイ・リッチー監督によるアクション・ミステリ映画。
サー・アーサー・コナン・ドイル作品の同名キャラクターに基づいた2009年の映画『シャーロック・ホームズ』の続編である。
出演
- ロバート・ダウニー・Jr
- ジュード・ロウ
- ノオミ・ラパス
- ジャレッド・ハリス
- レイチェル・マクアダムス
前作同様、余りある知性、随所に散りばめられた笑いと「シャーロック・ホームズ」
という固定観念を取り除けば魅力的で見応えのある作品に仕上がっている。
「ホームズ」と「ワトソン」の掛け合いから見てとれる2人の人間性や関係性も面白さの要素として健在。
「ガイ・リッチー作品」が好みであれば観て損は無いだろう。
序盤のあらすじ
ロンドンの各地で連続爆破事件が発生し、人々を恐怖に陥れていた。
シャーロック・ホームズは、ホフマンスタール医師に報酬を届けに行く途中のアイリーン・アドラーと接触し、彼女が怪しい男達に尾行されていることを告げる。
だが、アイリーンにそれは尾行ではなく護衛だと言われる。
4人の男達に取り囲まれたホームズだが、闘いを事前に頭の中でシミュレーションし実行する、いわゆる『ホームズ・ビジョン』によってあっさりと男達を倒す。
引用:Wikipedia
原作の雰囲気とは異なっている部分も多いが、ホームズの煙草に酒、コカインといった推理パート以外の時間ではこれ以上ないくらい堕落しきっている点、変装の上手さ、格闘技の技術、そして何よりほんの些細な気付きから天才的な推理が可能な点、またワトソンの医師としての観察眼や、元軍人としての知識など、キャラ設定は原作に忠実な部分も多い。
若干勿体ないなと思ったのは、映画2作目にして原作を知らない人でも聞いたことがあるであろう、とある「教授」との対決を持ってきた事。
この出来であればもう少しシリーズ化しても、間延びせず成功したんじゃないかとも思った。
と言っても、今作のあの場所でのラストを考えるとフラグと言えばフラグなので個人的には期待したい。
2作とも、取っ付き易く見応えはあるが決して見辛い訳ではなく痛快な娯楽劇として、上手くまとまっているので是非見てほしい。
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