『ダ・ヴィンチ・コード』感想・紹介・レビュー【キリスト教とその歴史】
ダ・ヴィンチ・コード
2006年のアメリカ合衆国のミステリーサスペンス映画。
ダン・ブラウンの小説『ダ・ヴィンチ・コード』を原作とし、監督はロン・ハワードが務めた。
出演
- トム・ハンクス
- オドレイ・トトゥ
- イアン・マッケラン
- ポール・ベタニー
- アルフレッド・モリーナ
- ジャン・レノ
この作品は前述した通り原作が存在するが、未読でも充分楽しめる。
勿論、原作を読んでいれば細かい設定や原作の世界観を理解できるだろう。
実在する絵画や文書等から、キリスト教とその歴史を巡る壮大なフィクションが紡がれる。
キリスト教、宗教というもの自体に余り馴染みが薄い人が多いであろう日本人でもすんなりと映画の世界に入っていくことが出来る様に作られている。
原作で著者は「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている。」映画の製作者は「今世紀最大の話題作」とあるがイエスの婚姻関係、子供に関しての確たる証拠はない。
そのためもあってか、ローマ教会(カトリック教会)はイエス・キリストを冒涜しているとしてボイコットを呼びかけたりと違う意味でも話題となった作品でもある。
序盤のあらすじ
ルーブル美術館の館内で館長であるジャック・ソニエールの射殺体が発見された。
不思議なことにその身体はダ・ヴィンチによる「ウィトルウィウス的人体図」を模した形になっていた。
さらに奇妙な事はそれがソニエール自身の意思によるものであることだった。
パリで講演を行い、書店でサイン会を行っていたハーバード大学のロバート・ラングドン教授は、フランス警察のベズ・ファーシュ警部に呼び出され、宗教象徴学の専門家として捜査協力を求められる。
ロバートとソニエールは面識があり、事件の当日突然連絡をしてきた彼と会う約束をしていたものの、約束の場に現れなかった。ロバートはすぐさま警部と共にルーヴルを訪れ現場の検証を行うが、ソニエールの意図は掴めない。
困惑するロバートの前に現れた暗号解読官のソフィー・ヌヴーは、彼の身に危険が迫っていると告げる。
彼女は、現場にソニエールの手によりロバートの名が残されており、すでにこの殺人の容疑者としてファーシュが逮捕する気であることを説明した。
しかしソフィーによればソニエールは自分の祖父であり、現場に残っていたのは「ロバート・ラングトンを探し出して彼に託せ」という意味であるという。
ロバートは今一度ソニエールが床に残したメッセージを見直し、そこからダ・ヴィンチの名と、絵の裏に隠された鍵を発見する。
引用:Wikipedia
本格的なミステリーやサスペンス作品として見ると、原作の謎解き要素が端折られていたりする場面も多く物足りないと思ってしまう人も居るかもしれない。
ただ、万人受けを考えると丁度いいバランスに仕上がっていると個人的には思った。
欧州各国の美しい街並みや仄暗い家、所々に出てくる最先端の技術を使った設備。
誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる展開、逃走時の緊張感。
その存在すら知ることのなかった世界の謎が解き明かされていく瞬間を映画として鮮やかに表現していて見やすくもあり、感動も出来る作品になっている。
シリーズ作品として「天使と悪魔」2009年、「インフェルノ」2016年もオススメ出来る仕上がりになっているので、この作品を見て面白いと思った方は是非観てほしい。
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