『インデペンデンス・デイ』感想・紹介・レビュー【真の独立記念日】
インデペンデンス・デイ
1996年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画。
監督、脚本、製作総指揮をローランド・エメリッヒが務めた。
出演
- ウィル・スミス
- ビル・プルマン
- ジェフ・ゴールドブラム
- メアリー・マクドネル
- ジャド・ハーシュ
- ロバート・ロッジア
- ランディ・クエイド
これぞ”アメリカ映画”と言わんばかりのボリュームを感じられる作品。
いわゆる”お約束”を凝縮したかのような2時間33分を味わえる。
人によってはずーっと味が濃い料理を出されるのも飽きるかもしれないが、酒の肴にはピッタリじゃないだろうか。
これでもかというくらいの分かりやすいストーリーに、視聴者が期待していることを一切裏切らない展開、人間味タップリで魅力あふれる登場人物。
そして人によって様々な意見があるとは思うが、魅力あふれる登場人物の中でもこの作品に出てくるアメリカ合衆国大統領と酔っ払いは全洋画の中でも屈指の格好良さを誇る。
まさにハリウッド映画、まさにアメリカ映画らしいスケールの大きさに凄まじい迫力。
ストーリーも終始王道ど真ん中で突き進むので、万人が理解できて万人が感情移入出来る。
決してツッコミどころがないわけではない、しかしながらそのツッコミどころさえも楽しいと思えるのだからこの作品は凄い。
”面白ければそれでいい”を地で行っている。
ストーリー展開のテンポの良さもあってか、2時間33分という長尺で尚且つ何度も観ている作品で観ている最中も、次こうなるんだよなぁとかこの人こうなんだよなぁと、分かってるのにも関わらず飽きることなく見続けられる。
序盤のあらすじ
アメリカ独立記念日を控えた7月2日、直径24kmにも及ぶ円盤型の宇宙船(シティ・デストロイヤー)がニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.などアメリカや世界中の大都市上空に出現した。
混乱に陥る中、ホイットモア大統領率いるアメリカ政府は国民の不安を鎮めるべく、宇宙人との交信を試みるが、ケーブルテレビの技師デイヴィッドは衛星通信にノイズとして隠されていた信号が宇宙人同士の攻撃指令であることを察知する。
デイヴィッドは離婚した妻でホワイトハウス首席報道官コニーの助力を得てホイットモアと会見し、それを伝えるも、アメリカ政府が彼らが侵略者であることを理解した時には既に遅く、宇宙船の主砲により主要な大都市は爆発し、破壊され、廃墟と化してしまう。
引用:Wikipedia
あからさまで分かりやすいお約束展開もここまで突き抜ければ純粋に面白い。
ただ人によっては、余りにもアメリカ万歳な映画なので向かないかもしれないが、そういうのが気にならない人やむしろ大歓迎な人にはもう堪らないだろう。
大統領が自らあんなことするかって?
あんなに首尾よくエイリアンたちが作り上げたコンピューターに影響を与えるようなウイルスを作れるかって?
そんな細かいことを気にする人は他の映画観よう、向いてない。
小ネタ
アメリカでの公開は7月3日の予定だったが、公開前から人気が非常に高かったのもあって、ほとんどの映画館で作品の物語が始まるのと同じ日付である7月2日の深夜から上映を開始した。
CGが導入されている作品ではあったが、随所で模型を使用して撮影が行われた。
これは撮影当時、CGよりも模型の方が炎などの表現がリアルに出来ると判断されたため。
作中で大統領一行がワシントンD.Cから避難する際に乗り込んだボーイング747は『エアフォース・ワン』(1997)に使われた機体。
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