洋画な日常

洋画まみれな人がネタバレを避けて紹介していくブログ

洋画な日常

『ナショナル・トレジャー』感想・紹介・レビュー【映画という名のアトラクション】

ナショナル・トレジャー

ナショナル・トレジャー  (吹替版)

 

2004年に公開されたアメリカ合衆国のアドベンチャーアクション映画。
監督をジョン・タートルトーブ、脚本をコーマック・ウィバーリー、マリアンヌ・ウィバーリー、ジムカウフが務めた。

出演
  • ニコラス・ケイジ
  • ダイアン・クルーガー
  • ジャスティン・バーサ
  • ジョン・ヴォイト
  • ショーン・ビーン
  • ハーヴェイ・カイテル
  • クリストファー・プラマー

 

こういった”歴史”を紐解くアドベンチャー系の作品は様々ある。

トム・ハンクス演じるラングドンの『ダ・ヴィンチ・コード』
ハリソン・フォード演じるインディの『インディ・ジョーンズ』
ブレンダン・フレイザー演じるリックの『ハムナプトラ』
アンジェリーナ・ジョリー演じるララの『トゥームレイダー』

今作はこの4シリーズの良いとこどりのような作り。


考古学や歴史学者のような知性溢れる言動や行動、思考力に時々暴走する知性。
視聴者をハラハラさせるスリリングな展開。
心をくすぐる多くの謎を問いかけてしっかりとその謎を解く快感。
多くの要素がバランスよく散りばめられている。

 

それでいてアクションもテンポが良く、コミカルなやり取りで笑いを誘いながら進んでいく。
アクションと言っても、万人向けにするためなのだと思うが血が流れるということがないし、悲壮感が漂う事もなく終始楽しく観る事が出来るので、家族で観るのにもピッタリなアドベンチャーエンターテインメント。

序盤のあらすじ

歴史学者であり冒険家のベンジャミン(ベン)・ゲイツは、テンプル騎士団の秘宝の秘密を受け継ぐ一族の末裔。

祖父に、秘宝は当時のフリーメイソンらによってイギリスの手に渡らないようにアメリカ建国時に封印されたと聞かされて育ったベンは、成人後にトレジャーハンターとなり、富豪の冒険家イアン・ハウからトレジャーハントの出資を受け、親友のライリー・プールと共にテンプル騎士団の秘宝を探し求めていた。

その過程で彼は海泡石のパイプを発見し、「アメリカ独立宣言書」に秘宝の秘密が隠されていることを突き止める。

イアンは宣言書の窃盗を提案したが、ベンが堅く拒んだため、以後二人は対立する。

引用:Wikipedia

 

要所要所で様々な謎解きが出てくるのだが、変に難解になっているということもなく非常に分かりやすく丁寧に作られているので置いてけぼりになることがない。
お宝あり謎解きあり冒険ありスリルありと、まさに王道アクションアドベンチャー。

 

f:id:potyoron:20201008154438p:plain

 

作風だけでなく登場人物の設定がまた凄く良い。
博識で瞬発力のある地頭を持っているのに三枚目の主人公に知識豊富で常識を理解しているヒロイン、思ったことはやらずにいられないハイテクオタクのライリー、しっかり敵役してるけどどっか抜けてる相手。

 

特に目的の為には何の躊躇もなく人を騙す主人公役を、人を食ったようなおとぼけ顔させたら右に出る者はいないであろうニコラス・ケイジを持ってきたのがこれ以上ないくらいピッタリ。

 

エンターテインメントでありつつアトラクションのようにスピード感とワクワク感をずっと感じることが出来る万人向けの良作。

 

余談

特典映像で監督が明らかにしているのだが、実は今作は編集前の段階だと4時間ほどあったらしい。
それを削ることで軽快でスリリングな笑える娯楽作品に仕上げているのだとは思うが、”4時間あった”と知ってしまうと削られた部分が気になってくるのが人の性。
勿論、それがないことによるメリットを取ったのだろうから出来は十分良いんだけどね。

 

 

 

↓↓Prime Video無料体験はこちら↓↓