『イコライザー』感想・紹介・レビュー【正義執行人】
イコライザー
2014年にアメリカ合衆国で製作されたアクションスリラー映画。
製作・主演をデンゼル・ワシントン、監督はアントワーン・フークアが務めた。
この作品は1984年から1989年にかけてアメリカ合衆国で放送されたテレビドラマ『ザ・シークレットハンター』の劇場版である。
出演
- デンゼル・ワシントン
- マートン・ソーカス
- クロエ・グレース・モレッツ
- デヴィッド・ハーバー
- ヘイリー・ベネット
- ビル・プルマン
- メリッサ・レオ
配信サイトなどの説明で「ハイスピード」「ノンストップ」「ハードボイルドアクション」という表現が多々あるがまさにその通り。
デンゼル・ワシントン演じる圧倒的な強さを誇る主人公が、表と裏の顔を使い分けながら物凄く分かりやすく勧善懲悪していく。
演出の仕方が素晴らしいのは勿論、有無を言わさず徹底的に”正義”を執行する主人公の演技をデンゼル・ワシントンが名演も名演。
お世辞にも決して見た目的にはスピーディーなアクションが出来るようなタイプには見えないのだが、表情や醸し出す雰囲気に目線と表情を追うカメラワークとアクションシーン自体の作り方によって納得感が強い。
そして彼と同じく魅力的な演技をしていたのは、撮影の為に体重を増やし娼婦役に臨んだクロエ・グレース・モレッツだ。
行き場、居場所を失った結果夜の闇の深みにはまっていくしかなかったまだ幼さの残る女性の見せる笑顔や悲哀を上手く演じている。
序盤のあらすじ
マサチューセッツ州ボストン。
ホームセンターで働きながら平穏な日々を送るロバート・マッコールは、誰からも慕われる好人物で、深夜は行きつけのダイナーでの読書が日課となっていた。
その店には同じく常連で、テリーと名乗る少女娼婦のアリーナがおり、言葉をかわす内に奇妙な友情が芽生えいく。
歌手になる夢を持つアリーナは、娼婦の仕事に嫌気がさしていたが、やがてアリーナは自分に暴力を振るった客に反撃して傷つけてしまう。
客の苦情を受け、元締めでロシアン・マフィアのスラヴィは見せしめとしてアリーナに激しい暴力を行い、彼女はICU(集中治療室)送りとなる。
彼女の入院を知り、その悲惨な姿をガラス越しに見たマッコールはスラヴィらのいる一室に赴き、9,800ドルを提示して彼女を自由にするよう申し出るが、スラヴィは無下に断り、これからも彼女を搾取すると言い放つ。
引用:Wikipedia
序盤から派手なシーンがあるというわけではなく、主人公の怒りのゲージとともに作品自体も盛り上がっていきアクションシーンでは重火器類を一切使用せず、身の回りにある物や環境を用いて正義を執行するので視聴者も主人公と同じスピードで悪役に対しての憎悪や怒りが沸いていく。
そして姿は日本の「必殺」に通ずるものがある。
久しぶりにここまで完璧に生身の正義漢というものを見たからか、時代劇の痛快さと似たような感覚に襲われた。
観終わった後、爽快な気分になりたい時には最適なアクション映画だろう。
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