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『女神の見えざる手』感想・紹介・レビュー【アメリカの銃規制】

女神の見えざる手

女神の見えざる手(字幕版)

 

2016年に公開されたアメリカ合衆国の社会派サスペンス映画。
監督はジョン・マッデン、脚本をジョナサン・ペレラが務めた。
原題はMiss Sloane (Sloane=ゲール語で「戦士」)

出演
  • ジェシカ・チャステイン
  • マーク・ストロング
  • ググ・バサ=ロー
  • アリソン・ピル
  • マイケル・スタールバーグ

 

今作は、度々日本でもニュース等で報道される「アメリカの銃規制」の法案を巡る政治ロビイストの壮絶な戦いを描いた物語。
原題のSloane=戦士にある通り、ジェシカ・チャステインが見事に戦士を演じている。

 

ロビイストという言葉はあまり聞きなれないかもしれないが、ロビー活動をする私的人物や団体のことを指している。
(ロビー活動=特定の主張を持った個人や団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動で、ロビイングやロビーイングとも表現される)

 

そして作品と直接関係は無いが、主人公のエリザベスを演じたジェシカ・チャステインのあまり見る事の出来ない一面を垣間見ることが出来た。

 

他作品(『ゼロ・ダーク・サーティ』等では、ほとんど笑みを見せることのないキャラクターが多く、それこそこの作品の冒頭のように大笑いするシーンなんてほぼ記憶になかった。

 

そういった俳優の珍しい一面もある意味では作品の面白さや魅力の一部かもしれない。

 

 

↓↓『ゼロ・ダーク・サーティ』の記事はこちら↓↓

 

序盤のあらすじ

エリザベス・スローンは政治ロビイストの世界で畏敬の念を持たれるほど有能なロビイストである彼女はどんな依頼も成功に導いてきた。

そんな彼女はある依頼をきっかけにライフル業界と対立することになる。
圧倒的な資金力を持つ難敵との戦いの中で、エリザベスはあらゆる犠牲を払って突き進み激しい反撃を受ける事になってしまう。

「敵は君をあおり、怒らせようとする」と忠告する弁護士に対して、エリザベスは「証人台に立ったら壁になるわ」と答えたのだった。

 

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この作品、いわゆる傑作だとか観衆を驚かせるエンターテインメントかと言われると正直疑問点がある。
展開の仕方だったり、リアリティだったりの面で気になることが多い。
制作陣もその辺りは重視していないのだろうが。


しかしそういった面があるにも関わらず映画として成立していて、尚且つ上質な映画として観る事が出来るのはジェシカ・チャステインの存在だろう。

彼女の演技力ありきの作品と言っても過言ではないくらいに、素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれている。

 

こんな事言ったら本末転倒かもしれないが、この彼女の演技を見るだけでも十分見る価値のある映画だと思った。

 

 

 

 

 

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