『ザ・クライアント 依頼人』感想・紹介・レビュー【ブラッド・レンフロのデビュー作】
ザ・クライアント 依頼人
1994年に製作されたアメリカ映画である。
ジョン・グリシャムの小説『依頼人』の映画化作品でソフト化した際に『ザ・クライアント 依頼人』というタイトルに改題された。
出演
- スーザン・サンドラン
- トミー・リー・ジョーンズ
- ブラッド・レンフロ
- メアリー=ルイーズ・パーカー
- アンソニー・ラパーリア
The Client = 依頼人というタイトルではあるが、法廷ドラマではなく
法定外ドラマである。
80-90年代の名作が簡単に観ることが出来るのは恵まれてるなぁと、この時代の映画を見るたびに思う。
昔はこの時代の名作映画を日曜洋画劇場とか、金曜ロードショーでやってたんだけど最近見ない。
まぁ、色んな理由でやれないのは分かるんだけどね。
この作品は出演する俳優陣の演技や醸し出す雰囲気が素晴らしい。
可愛くもあり、小憎らしさすら感じるほどの演技は大人顔負けのブラッド・レンフロ
そんな大人顔負けの子供に振り回されながらも弁護士として奮闘する、スーザン・サンドラン。
議員選出馬という野心を隠すことのない野心家な検事を演じるトミー・リー・ジョーンズ。
俳優陣全員が魅力的だが終始、ブラッド・レンフロの演じる子供の行動に驚かされ続ける作品。
序盤のあらすじ
夫の裏切りにより家族を失い心の傷を抱えた中年女性が、絶体絶命のピンチに立つ11歳の依頼人のために検事とマフィアを向こうにまわして丁々発止のやり取りを繰り広げる。
テネシー州メンフィス。
マーク・スウェイは母親と弟のリッキーとトレーラーハウスに暮していた。
好奇心からタバコに手をだしてハウスの裏手にある森に入っていくが弟もついてきてしまう。森の窪地で一台の大型高級車が止まっているのを目にしたマークたちは隠れるが、中にいた中年男が排ガス自殺をしようとしている場面に出くわす。
男はアルコールで酩酊していたため、マークは排気パイプからホースを抜くが見つかって車の中に引きずりこまれる。
引用:Wikipedia
現代の映画では感じることのできない雰囲気、演出が多いせいか26年前の映画ではあるが一種の新鮮さを感じた。
時代を感じさせるダブルスーツもそうだし、子供が煙草を吸っていたりと今じゃそもそも出来ないんじゃないかと思わせるシーンも多々ある。
展開的にご都合主義っぽく見えてしまう人も居るかもしれないが、1人の子供が自分、母、弟の未来を守る為更に良い物にするために様々な機転を利かせ奮闘する様に見入ってしまう。
冒頭でも散々触れたが、ブラッド・レンフロがとてもデビュー作品とは思えない演技が素晴らしい。
ただ最近の映画等で見ないなぁと思い調べてみた所、25歳という若さで亡くなっていた。
原因がヘロインの過剰摂取というのもまた、いかにもアメリカというかなんというか……
彼が存命だったら、どんな演技を魅せてくれていたのだろうか。
↓↓Prime Video無料体験はこちら↓↓