『ブレイド』感想・紹介・レビュー【斬新なヴァンパイア】
ブレイド
1998年のアメリカ合衆国のアクション映画。
マーベル・コミックの『ブレイド』の映画化作品で、監督はスティーヴン・ノリントン、脚本はデヴィッド・S・ゴイヤーが務めた。
出演
- ウェズリー・スナイプス
- スティーヴン・ドーフ
- クリス・クリストファーソン
- ウンブッシュ・ライト
- ドナル・ローグ
1998年と20年以上前の作品ではあるが、今観てもかなり斬新といえる設定が多く施されたヴァンパイアものの映画。
人種差別的なことを言うつもりは一切ないが、いわゆる「ヴァンパイア」は血の気のないくらい白い肌に美麗な顔立ちに、細身の身体というイメージをする人が多いと思う。
しかし、今作は打って変わって黒人であるウェズリー・スナイプスを(ハーフではあるが)ヴァンパイアの主人公として起用するだけでなく、シリーズ全てにおいて洋風な雰囲気は勿論だが、和を感じさせる部分も多くかなり独特な雰囲気になっている。
そういった奇をてらった部分やキメに行くシーンも、全く鼻につくことなく観れるから不思議だ。
そしてしっかりとアメコミ原作なだけあって、アクションも美しくもあり派手。
序盤のあらすじ
この世には人間の他にヴァンパイアが存在する。
彼らは地下の闇に潜みながら人間との共存関係を築いているが、それを知る者は多くない。
人間とヴァンパイアの混血として生まれた黒人の青年ブレイド。
日光の下を歩けるためヴァンパイアたちから“Day Walker”と呼ばれる彼は、人間の老人ウィスラーと共に吸血鬼ハンターとして活動し、恐れられていた。純血のヴァンパイアではない若き野心家のフロストは、古文書「マグラの書」を解読し無敵の力を得ることで人間との共存状態を抜け出し、自らを頂点としたヴァンパイアによる世界制覇を目論んでいた。
ブレイドとフロスト一派との激闘が幕を開ける。
引用:Wikipedia
マーベル・コミック原作は頭すっからかんにして気軽に楽しめるから観易くていい。
流石に20年以上前の作品だから、CG等気になってしまう部分がないわけではないが、戦闘シーンはテンポが良いし魅せ方が分かってるから終始美しい。
「ヴァンパイア」という当時ですら使い古された設定だったとは思うが、斬新な設定としっかりとしたアクション、演出で見事に新しい「ヴァンパイア」作品になっている。
グロテスクな描写も多々あるので、苦手な人にはオススメしづらいが気にならない人にはありふれた映画だと思わずに観てほしい。
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