『ラスト・ターゲット』感想・紹介・レビュー【美しい街並みと様々な音】
ラスト・ターゲット
2010年のアメリカ合衆国のアクション映画。
マーティン・ブースのミステリー小説『暗闇の蝶』を原作としている。
出演
- ジョージ・クルーニー
- ヴィオランテ・プラシド
- テクラ・ロイテン
- パオロ・ボナッチェリ
- ヨハン・レイセン
カテゴリー的にはアクション映画になっているが、アクション要素はかなり少なく作られている。
その分、ストーリーは分かりやすいし出てくる女優が魅力的。
そして何よりこの作品は、最初から最後まで映る物、聴こえる音が美しい。
イタリアの山岳都市、丘陵、街の風情が目に様々な刺激を与えてくれ、石畳を歩く音、電車の音、教会の鐘の音、せせらぎ、風の音、カフェで聴こえてくる音一つ一つが心地よい。
詳細はあらすじの後に書くが「内容」というよりも「映像美」に注目して観ると良い作品かもしれない。
序盤のあらすじ
スウェーデンの人里離れた森で、ジャックは恋人イングリッドとコテージでひっそりと暮らしていた。
しかし2人で雪原を散歩中に、突然何者かに狙撃される。
プロの暗殺者であるジャックは、素早く狙撃手を返り討ちにすると同時にイングリッドも撃ち殺す。彼女が敵の回し者かもしれないと考えたジャックだったが、結局イングリットは無関係だった。狙撃手の車を奪ったジャックは、電車に乗り換えイタリアに移動する。
引用:Wikipedia
正直この映画を観終わって気持ちが浄化されるようなことだったり、感動があるかと言われると難しい。
前半の掴みでかなり引き込まれる作りになっている分、どうしても話が進むにつれ何とも言えない残念な気持ちが強くなっていってしまった。
中盤辺りから、その展開必要ある?というのも少なくないしいわゆる「見せ場」的なものも多いとは言えない。
予算的にはそれなりに掛かっていることを考えると、もうちょっとプロットをしっかり構築して欲しかった。
冒頭で述べた通り、映像美や音の魅せ方が良かっただけに本当にもったいない。
だからまぁ「内容」よりも「映像美」に注目して欲しいと言ったのだが。
そういう点も含めて、内容的には凡作、映像的には良作といった所だろうか。
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