『スパイ・レジェンド』感想・紹介・レビュー【渋さ溢れるスパイ物】
スパイ・レジェンド
2014年にアメリカ合衆国で製作されたスパイアクション映画。
ビル・グレンジャー(英語版)の小説『There Are No Spies』を原作としている。
『ダンテズ・ピーク』の監督ロジャー・ドナルドソンと主演のピアース・ブロスナンが再び組んだ作品である。
出演
- ピアース・ブロスナン
- ルーク・ブレイシー
- オルガ・キュリレンコ
- イライザ・テイラー
- カテリーナ・スコーソン
『007シリーズ』でジェームズ・ボンド役を務めていた、ピアース・ブロスナンがその当時とはまた違った味のある渋い主人公を演じるこの作品。
邦題にスパイと入ってしまっているから余計に007を思い出させるが、個人的には正直原題の『The November Man』のままで良かったと思うのだが、タイトルのせいで若干安っぽくなってしまうカタカナ邦題あるあるとも言える。
それにどうしても、オルガ・キュリレンコのような美女がピアース・ブロスナンの隣に居るとボンドガールを思い出してしまうのは自分だけではないはず。
本当は他作品を思い出してしまうと、観ている作品に入り込みづらくなるので良いとは言えないが、「ジェームズ・ボンド」役はそれだけ印象強くもあり魅力的な役柄だったので仕方ない。
序盤のあらすじ
かつてはCIAに所属するケースオフィサーで、「ノヴェンバー・マン」というコードネームを轟かせていたピーター・デヴェロー。
彼は現在、スイスで静かな隠遁生活を送っていたが、過去に愛した元同僚のナタリアの命が危険に晒されていることを知り、彼女を救出するためモスクワへと向かう。
だが、ナタリアはデヴェローの目の前で無残にも殺害されてしまう。
ナタリアの殺害を命じたのはデヴェローがかつて所属していたCIAであり、しかも実行したエージェントは彼自らが教育したメイソンだった。
後にデヴェローは、ナタリアが次のロシア大統領選挙の有力候補の戦争犯罪について調べていたことを知り、その戦争犯罪の相手が他ならないCIAだということも突き止める。
引用:Wikipedia
スパイ物は無駄に情報量が多くなって緻密どころか、ただただ分かりづらくなっている作品も多いが、この作品はそういった事はなく程よく頭を使う程度の情報量でテンポよくストーリーが展開されていく。
ただ、いわゆるスパイアクションにありがちな派手なアクションや銃撃戦、秘密道具のようなものはないので、そういった物を期待してしまうと物足りないかもしれない。
この作品は色んな要素がある中で、どれかが突出している作品ではないが良いテンポで分かりやすく仕上がっていると思う。
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